Life as Kamino Rui

MtFの私「神野留衣」と、私の現実世界での姿「僕」の二人の日常生活

忙しいことはいいことだろうか

6/17の10:00から6/18の19:00まで、約三十時間睡眠をとらなかった、神野留衣です。

学校の課題が、終わらなくて…同じ学年の人はみんな同じような状況で、今日の授業は全員が眠そうでした。何を隠そう、私も一つの授業でしばらく意識が飛んでいました…ごめんなさい、先生。

さて、そうして睡眠不足を回収すべく寝てみたのですが、このように24:00に起きてしまうという不思議。
そして、眠くないという奇跡。
どうにかして生活リズムを取り戻さなければ…。

それはさておき、なぜ前日までにきちんとやらなかったのか、コツコツとやっておけなかったのか。
結局それは、何かを考えようとすると、真っ先に「私」のことを考えてしまうから。
そう書くと、言いわけにしか見えないことが、一番辛い。

私が私でないことの何が辛いのかと聞かれたら、常に私が私でないことを考えてしまい、悲しくなる上に、思考を邪魔するから、というのが一番大きなものだと思います。

当然、他のことだって嫌です。なんで男子の制服なんだろう、とか、男子だって思われなきゃいけないのだろう、と考えていると、嫌になります。
でも、それらの悩みは結局、私というものが存在しているから、私がそういうことを考えてしまうから、起こりえるものではないか、と思うのです。

それだったら、考えなければいい…そんなアイディアが頭に浮かびます。
でも、それって、自分を消去しろという意味になるのではないでしょうか。
魂の抜け殻だけで、中身のない状況でなんて、生きられるわけがない。
それが、私がよく、「今の自分は生きてなんかいない」と言うときの根拠になっています。

周囲の人が、会話やそのほかを通じて感じ取る、私の「自分」は、多くの人は、その抜け殻しか見えていない。
それが、一番嫌だ。

でも、それが利点になっていることも、本当に少しだけあります。
だって、本当の自分じゃないから、いいや、って思えることです。

つまりは…本当の自分の、周囲の世界に対する防壁として、今の「自分」、僕がいるのではないか、という考えです。

でも、考えに考えて、やっぱり、本当の自分、「私」でいる方が良いのだ、という結論に達しました。
だって、僕でいることは、周囲の人々に嘘をつき続けるようなものだから。

 

この部分が、理解できない人が世の中には大勢いるのでしょう。
私が、もし、本当の自分として学校に通ったり、街中を歩いていたとして、その時の方が、「嘘」に見える人々も、いや、嘘としか見られない、悲しい人々も大勢いるのでしょう。

それはまあ、「嘘」の定義が、実は相対的なものであるからなのですが。
嘘であるということは、真実の補集合になるわけで、そして真実の定義というものは、人によって、また、その事象を観測する時のさまざまな条件によって、容易に変化します。だから、誰にとっても真実で正解など存在しないのですが…。

 

ああ…そんなことはどうでもよくて、今日は「忙しいことはいいことだろうか」について話すのでしたね。

つまり、忙しさのために、私のことを考えないで済むとしたら、それは良いことなのだろうか、ということを問いたかったのです。

私の通っている某高校は、レポートの多さで有名な学校です。
そして、行事が多いことでも有名です。

ということで、とにかく忙しいのです。何も考える暇がないほど(いや、ゆっくり考えていますけれどね…)。

でも、その忙しさに負けて、何も考えないでいたら、一体私はどうなってしまうのだろう、ということを、考えていました。

 

多分、「私」という意識自体は、なくせるものではないから、忘れてしまったり、ということはないと思う。だけど、結局そうしたら、いつの間にかまた受験の季節がやってきて、卒業式になってしまう…。

それ以前に、私は私のことを考えずにはいられないと思います。
だって、それが辛いのだから。でも、そうしているくらいしか、今の私にできることはないから。

だから、私は高校の間に変わりたいと思った…そうすれば、本当の自分でいられないことについて、もう少し考える割合を減らせるかな、と思ったから。
(もしかすると、それは周囲の友達に、考える時間を押しつけているだけかもしれませんね。)

 

ああ…上手くまとまっていませんね。そりゃ、徹夜明けですから、しょうがないか…。
でも、伝えたいことは書けたと思います。

 

ああ…次回の体育はプールか…憂鬱だな。
そう思った時に、私が考えたこと。
1:今までだってずっと男子の恰好でやってきたし、まあしょうがないから、やる…。
2:担任の先生や学年の先生は私のこと知ってるし、それなのに何も言わないのは、別に嫌だと思ってない、と思われてしまうのかな、どうしよう。
3:いや、そんな深いところまで多分先生方は考えていないんだろうなぁ…。
4:それに、言ったところでどうなるかといえば、見学になるだけ…せっかく唯一得意な運動の水泳ができないのは悲しいし、体育の先生はどう思うかな…。
5:というかさ、男子としてでもいいからさ、女子の水着着てやったら、どうなるんだろう…だって、問題があるわけじゃないし。
6:そんなこと許されるわけないよね…それ以前にどうやって買うつもりなんだろう。というか、それだったら、べつに男子の扱いのままでいいから、女子の制服着て学校行けばいいということも同じことだ。
7:でもそれは、かなり混乱を招くだろうなぁ。
8:で…なんでこんなこと考えなきゃいけないの?(ここで頭を抱える)

それは…私じゃないから。この身体が。

 

という、同じ結論にたどり着く議論を延々と頭の中で私はしているわけです。
それがどれほど辛いことか。
分かるはずないんだよね…しょうがないよね。

でも、考えることはやめないと決めた、私でした。