Life as Kamino Rui

MtFの私「神野留衣」と、私の現実世界での姿「僕」の二人の日常生活

見えない障害バッジ

みなさんは、「見えない障害バッジ」とは何か、知っていますか?

見えない障害バッジ|わたしのフクシ。

私は一年ほど前にこのバッジの存在を知ったのですが、つい先日まで忘れていました。
しかし、 Wikipediaで「アウェアネスリボン」の項目を読んでいた際に存在を思い出して、ホームページに飛んだところ、丁度その次の日から申し込みを受け付ける、ということだったので、思わず申し込んでしまいました。
で、今日届いたバッジ(当事者用)を、携帯電話につけてみたところ。

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 「大切なものは目にみえない」
このバッジの存在を知る前から、基になっている「星の王子さま」も読んだことがないのに、 私はこのことを常に考えてきました。
本当に大切なものが、目に見えるとは限らない。
目に見えないものこそが、本当は大切なものなのかもしれない、ということ。

私はまだ「性同一性障害である」という診断も受けていないし、性同一性障害が「見えない障害」なのかどうかも分かりません。
でも、それを決めることができるのは唯一自分自身だと思います。
自分がそう思えるなら、正しいんだと思う。そう思わないと、人は生きていけない。

…そう思わないと、私でいることはできない。
だって、私が本当の自分であるという証拠は、どこにもないから。
私の心の中以外には。 

この「見えない障害バッジ」の活動は、Twitterから始まったそうです。
インターネットの真の力というのが、ここに表れているのではないでしょうか。
 そして、インターネットだけでは終わらず、それを現実世界に還元している、「わたしのフクシ。」の皆さんには、本当に頭が下がります。

私はあと数個、同時にバッジを購入したので、友人の(私とは違う「見えない障害」の)当事者と、私のことを支えてくれる友人にプレゼントしたいと考えています。

 みなさんにも、「目に見えない大切なもの」があることを、心の片隅でいいので、考えてほしいな、と思います。

ということで、少し気分が前向きになった神野留衣でした。