Life as Kamino Rui

MtFの私「神野留衣」と、私の現実世界での姿「僕」の二人の日常生活

ライフゲームとセル・オートマトン

 はじめまして。プログラマの神野留衣です。
まあ、同一人物ですけれどね…。

私は小学校中学年ごろから、プログラミング言語というものを学び始めました。
その言語は、Cです。
今も、もっとも頻繁に使用している言語はC言語です。

現在は、OSことオペレーティングシステムの制作を趣味で行っています。

…前置きはさておき。

皆さんは、「ライフゲーム」というものをご存知でしょうか。
さて、早速Googleで「ライフゲーム」と検索してみてください。

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…なにかが画面上をうごめいていませんか?
そうです、それが「ライフゲーム」なのです。

ライフゲーム」というのは、「セル・オートマトン」と呼ばれる計算モデルの一種で、方眼紙のようなマス目の各マスに「生」と「死」の状態があるとして、その状態を、隣接している周囲八つのマスの状態に依存して決定してゆく…などという一般的な説明はWikipediaにでも任せることにしましょう。

セル・オートマトン - Wikipedia

Google検索に先のような隠し機能があると気付いたのは(そしておそらく実装されたのも)つい最近なので、少し驚きました。

ところで、なぜこんな言葉を検索していたのか。
それは、セル・オートマトンを暗号(というか乱数生成)に応用しようと思ったからです。
丁度、夏休みの課題で、数学I・A両方の分野で、自分の気になったことを調べてまとめることになっているのですが、そのための題材を探している途中でもあったのです。
そして、その乱数生成プログラムを自分の制作しているOSに組み込もうとも考えています。

…まあ、夏休みの課題にしては少し荷が重いというか、何を目的に調べたのか自体がわからなくなりそうなので、実際にレポートを書くのは別の題材にしたいと思っています。

 

話は戻りますが、このセル・オートマトンの驚くべきところは、単純なルールの繰り返しで、生物のような動きを観察することができるところです。
まるで、本当に生きているかのように…。

 

さて、元の私に戻るとして。
なぜ、こんな記事を書いたのか。
それは、私はこのブログでは、あまりコンピューター関連のことは話さないようにしようと、考えていたからです。
なぜなら…こういうことが好きなのって、少し男子っぽいじゃないですか、いや、少しどころじゃない、かなり。

病院の先生達(今まで何人かの人と話してきた)の話や、インターネット上の情報をによると、性同一性障害の人々には、コンピューターに強い人が比較的多いそうです。
それは、人間と違って、コンピューターなら、自分のことを拒絶しないからなのかもしれない。唯一の、自分を裏切らない友として。
そんな悲しい言葉を言わなくて済むような世界だったらいいのに。

あともう一つ、私が考えたのは、ハードウエアとソフトウエアの分離の話。
以前ほんの一行だけ書きましたが、それだけではわからなかったでしょう。
つまりは、中身を、心を、魂を、重視してほしい。
意味を持つのは形じゃない、モノじゃない、身体じゃない。
意味をもつというロジックそのものであると、気付いてもらいたい。
だから、(私はあまりこう言う言い方は好きではないけれど)心と身体が一致しない、ということは、あたりまえに起こりえることであると、理解してほしい。

難しいですけれどね。私自身、信じられなくなることがあるけれど。

…一体何が性別というものを定義づけるのだろう。
そもそも分けられるようなものではなかったのかもしれない。
でも、現実には分かれている。身体も、文化も。
そして私は、身体は男だ。

そう考えると、悲しくなるけれど、それでも、この身体がが自分以外の何者でもないと分かっているのに。
答えは、あるのかな。

おやすみなさい。